Dichrocephala L'Her. ex DC. (Compositae)
少し前まで4種だったのが、Beentje (2002) によって下記の3種にまとめられたようです。
このうち、日本ではブクリョウサイのみが記録されていますが、お隣の中国には3種全部いるらしい。うらやましい限りですね。
D. integrifolia (L.f.) Kuntze ブクリョウサイ
D. chrysanthemifolia (Blume) DC.
D. benthamii C.B.Clarke
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Dichrocephala integrifolia (L.f.) Kuntze ブクリョウサイ 種としてはかなり広くとらえられているらしく、Y-listで引いただけでもシノニムがいくつかヒット。 分布はアジア～アフリカにかけての熱帯域で、国内では紀伊半島以南～南西諸島に記録があります。 ただ、個体数はそこまで多くなく、湿った路傍で稀に出会う程度で、なかなかありがた～い種類なのです。 舌状花退化系キクはほんと、いい見た目ですね。 ロゼットは当たり障りのない印象、茎葉は時に羽状に切れ込むことがあり、そこまでくるとそれっぽい感じになります。 (9. 2017 沖縄本島ほか) |
<Reference>
Beentje, H.J. 2002 Compositae (part 2). Royal Botanic
Gardens, Kew :315-546.
Prusk J. F. 2011 Studies of Neotropical Compositae–III. Dichrocephala integrifolia (Astereae: Grangeinae) in Guatemala, an
exotic genus and species new to the Americas. Phytoneuron 65(15):1-179.
